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ヤマト運輸や佐川急便の人材集めは西濃や他の運送会社を駆逐してしまうのか

いよいよ再来週からヤマト運輸の配送時間帯が変更となり「12時~14時」が無くなり「20時~21時」が「19時~21時」に変更となります。12時~14時の時間帯はうちのカミさんが愛用していた時間なだけに少し困ったご様子でした。

これまで色々な動きがみられた宅配業界ですが、先日佐川急便が新たな施策として週休3日制の導入を発表しました。

宅配便大手の佐川急便は6日、今年3月末から一部地域のドライバーを対象に週休3日制を導入したことを明らかにした。

情報源: 週休3日制:佐川導入、ヤマトも検討 待遇改善で人材確保 – 毎日新聞

週休3日制についてはヤマトも視野に入れており、近々発表されるのではないかと言われています。

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加速する人材確保レースで他の事業者は

大手配送業者の働き方改革は不足するドライバーを確保するためであり、今後競争が激化する可能性は大いにあるでしょう。そこで気になるのが他の宅配事業者はどうなってしまうのかという事です。

現在ネット通販を中心に個口配送でメジャーな事業者というとゆうぱっく西濃運輸あたりが思い当たりますが、この人材確保レースに参戦できるのでしょうか。

ゆうパック

ゆうパックに限らず配送業者は配送を小さな運送業者などに委託するケースが多く見られます。しかし待遇は劣悪で、「ゆうパック 委託」で検索して頂くと色々と大変そうな内容を目にする事が出来るでしょう。

ヤマトや佐川の待遇が良くなれば自然とそちらへドライバーが流れ、委託業者から消えて行く可能性が出てきます。そうなれば日本郵政がドライバーの給料を上げるなりして人材確保レースに参戦せざるを得なくなりますが、ゆうパックの配達業務だけを厚遇する事は現実的とは思えません。

西濃運輸

労務管理やシステム面での遅れはピカイチで、楽天市場とデータ連携も出来ていない上に配送時間帯指定も「なにそれ?」というサービスレベルも非常に低い配送業者です。

以下有名なコピペをご紹介しておきましょうw

   プルル…プルルル
   俺「はい、もしもし」
   西濃「おるかーー?」
   俺「え…?ど、どちらまでしょうか…?」
   西濃「よーし、おるな!いくわ!」
   俺「え、え!?」

   ピンポーン、ガチャ

   西濃「ここやで、トントン(はんこ押すとこを指で叩きながら)」

以来、西濃運輸といえば「おるかー?」と揶揄されるようになりました。

社内組織として機能していない事が露骨にわかる事業者ですので、ヤマト運輸や佐川急便のように改革するだけの基盤がありません。真面目な人はもちろんいますが、今後はそういう良い人材ほどヤマトや佐川への流出に拍車がかかるでしょう。

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結局、世の中全ての運賃が上がる

このように佐川・ヤマトが運賃を上げ人材を確保していく流れになればその他の事業者は疲弊していき、この二社の運賃がスタンダードになると予想されます。送料の安さを売りにしていたネットショップ等は今後きびしい経営を迫られる事になるでしょう。

配送事業者の取り組みの中で宅配ロッカーやコンビニ受取がありますが、これはそもそも配送業者が手を抜くための物なので、通販自体の送料は今後も高止まりすると思われます。

宅配ロッカーで受け取ればポイント1%増とか見ますが、5000円で10ポイントです。10円値引きするから取りに来いっていう事を冷静に考えたら「持ってきてw」ってなりませんか?

コンビニ受取の闇

コンビニ受取については、全てのコンビニで何でも受け取れるわけではありません。別の記事でも書いていますが、セブンイレブンはセブンネットショッピングの商品もしくはユニクロやタワーレコード等、特定のお店の商品しか受け取れません。

これは各社が競っているポイントカードが起因していて、Tポイント楽天ポイントなどnanaco以外のポイントと関連する業者を排除している背景からきています。楽天市場は交渉しているという噂は以前から聞いていますが、門前払いだそうです。

もう一つの問題はコンビニ店員への負担です。某コンビニフランチャイズの店長をやっている友人がいますが、混雑する時間帯の受け取りは非常に迷惑だそうです。もし今後物量が増えるような事があれば受け取り専用窓口を設けて商品購入者を優先し、混雑時には受け取りは待ってもらうだろうと言っていました。

まとめ:送料を払ってでも欲しい商品を

送料ばかりに目が行っていますが、そもそも他では売っていなくてどうしても欲しい商品であれば送料がそれなりにかかっても購入されると思います。

さらに品ぞろえも強化する事で今まで5,000以上送料無料にしていたサービスを、10,000円以上で送料無料に上げても売上げが下がらないようにするなど今後一層ネットショップ側の努力が求められます。

もちろんそこが難しいのですが、送料を下げる後ろ向きな努力をするよりこのような前向きな努力の方が私は楽しいです。

消費者側の意識としては、「そもそも送料はかかるもので、これが本来の姿である。」と理解をして頂きたい。

お店の努力と消費者の意識改革が、今後の明るい通販業界の礎となるのでは無いでしょうか。

ではまた。

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父ちゃん: 小さなお店を営む父ちゃんです。