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気付けば着物がネットショップでしか買えなくなっている件

こんにちはタイゾーです。

私には娘がいるのですが、7歳の七五三と言う事で正絹の着物を探しておりました。

そして検索しても出てくるのはネットショップばかりで、店舗を構えている呉服店はほぼ引っかかりませんでした。

式部浪漫というブランドの着物を探しており、試着もさせたかったのでここはメーカーさんに聞こう!と株式会社石田愛商店さんにお電話させて頂きました。

そして営業のご担当者様が親切に応対下さり、なんと実店舗にはほぼ無いです・・・という回答を頂きました。

正直「やっぱりか!」という感覚を抱くほど理由は明白で、実店舗がネットショップの価格設定に付いていけなかったという事です。

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実店舗しかないお店は淘汰される時代

以前アネロリュックの値下げ合戦について書きましたが、ネットショップでは価格勝負の傾向がとても強いです。

ファッションに限らず、店頭で現物を見てネットで最安値を探すという消費者行動はもう当たり前です。むしろ家電量販店のようにスマホで最安値を見せれば交渉に応じますというような張り紙がある有様です。

そしてメーカー側にはショップの販売価格をコントロールするような権限は無く、むしろ値下げするなら卸さない等と言えば完全に違法です。

しかしながら、販管費のかかる実店舗しかないお店からすると試着だけされてネットで買われたらたまったもんではありません。(筆者も値段次第ではそうするでしょう。)

結局メーカーに対して値下げを禁止させろ等の要望が来るわけですが、そうするわけにもいかないので石田愛商店さんは取引自体をしないという選択になったのかもしれません。

オムニチャネルにどう取り組むか

ネットショップ大勝利!ではあるのですが、私のように実際に試着させたり手に取ってみたい消費者にとっては実店舗が消えて行く事は大きなマイナスでしかありません。

とは言えネットショップ専門でやってきたお店に、実店舗やショールームを設置しろというのは中々ハードルが高いです。出来たとしても各地で一般向けの展示会をするぐらいでしょうか。

と言う事は実店舗だけでやってきたお店こそイーコマースに進出するべきなのだと思います。

一般的なファッションジャンルでもそうですが、実店舗運営はネット通販と比べると非常に難しいです。その難しい店舗運営をやってこれたノウハウがあるのであれば、ネット通販を始めるべきだと思います。

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着物屋はコンテンツマーケティングに最適

着物のように独特の歴史や着付け、染め方などコンテンツの宝庫だと思います。

初期費用はかかるかもしれませんが、Makeshopやカラーミーショップと連携させたワードプレスを使い半年で1000文字程度を100記事頑張れば、きっとなかなかのアクセスが取れるようになるんじゃないでしょうか。

そして売上げが取れるようになってくれば、越境ECで海外への販売という可能性にも広がります。

まとめ

最後に私が今回楽天市場を薦めなかった理由は、結局価格競争になるだけだからです。

安物の着物セットを薄利多売したいだけなのであれば楽天で良いですが、お店の品格を維持するのであれば楽天市場はマイナスです。

高価な着物を探す上でお店のイメージは非常に大切です。少なくとも個人的には実店舗があるのは非常にプラスなイメージです。

価格に関してはネット上の値段に合わせていかなければいけませんが、少なくともネット専業のショップよりは優位に立つ事になるので戦略の幅は広がります。

「ネットは安売りしすぎなんじゃ!ワシはやらん!」等の拘りは捨て、インターネットというツール使ってみませんか?

必ずやってよかったとなるはずです。

でわでわ

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父ちゃん: 小さなお店を営む父ちゃんです。