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キュレーションメディアは淘汰されるべき~WELQ問題に見る今後の動向~

【2017/02/03追記あり】

中村です。昨日このようなニュースが出ました。

ディー・エヌ・エー(DeNA)は11月29日、同社が運営する医療キュレーションサービス「WELQ」の全記事を非公開にすると発表した。

情報源: DeNAの「WELQ」、全記事非公開に–医師や専門家の監修を受けてからの掲載へ

原因は医療に関する記事をプロのライターが書いている物をチェックはしていたが、一般ユーザーが投稿する分はノーチェックに近い状態で野放しだったという。

中にはオカルトじみた内容まで堂々とあったり、自称医師の投稿者が稚拙な内容の記事をあげていたとの情報もありました。

今WEBマーケティング界隈で爆発的に流行しているキュレーションメディアですが、いよいよ崩壊が始まったのでは無いかと思っています。

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キュレーションサイトとは

今グーグルのアルゴリズムは一定の質を保ったインデックス数が重要と言われています。主に1,000文字~1,500文字程度で特定のジャンルに対する記事がたくさんある事でサイトの検索順位が上昇する仕組みです。

このブログについても、ネットショップ関連を中心に書いていますので、関連するキーワードにヒットするように作っています。

もちろんそれは検索結果からアクセスを得る事を目的とし、物販やアドセンス等の広告収入を始め企業の宣伝等のために行われています。元々はライターや社内スタッフがシコシコと記事を書いてやっていた部分を、更にインデックスを増やすため外注したりする流れでしたが、競争激化の中で記事にコストを割けなくなってきました。

そこで登場したのがキュレーションメディアです。代表的なサイトで「MERY」「グノシー」「NAVERまとめ」等がありますが、基本的にインターネット上の情報を上手く引用しつつまとめて提供しています。インデックスを爆発的に増やしgoogle等の検索結果上位を狙う意図で注目されて来ました。

キュレーションメディアの特徴は「引用」で、ニュース記事やコラム等の内容を引用する事により、0から記事を書くよりも簡単に一定内容の「記事もどき」を作成する事ができる点にあります。

いわゆるパクリサイトと揶揄される由縁はここにあります。

まとめ記事の作成を一般ユーザーに書かせる仕組みへ

キュレーションを使って記事作成が簡単になったとは言え、一定のコストがかかるため編み出された仕組みが一般ユーザーにまとめ記事を作成してもらう仕組みです。

クラウドソーシング等を使えば現状1記事500円程度で依頼する事ができますので、更に周りと差を付けようとすると無料で書かせるしかありません。

そこでユーザーがまとめ記事を作る事で承認欲求を得られたリ、プレゼントに応募できるなどぶっちゃけタダ同然で一般ユーザーが記事を作成して形成されるキュレーションサイトが次々登場しました。

そして今回の「WELQ」は医療ジャンルのそれに該当するサイトでしたが、インデックスを稼ぐことにやっきになりサイト内の質や秩序を放置した結果が今回の非公開措置という事です。

今後キュレーションサイトがGoogleから嫌われる可能性も

グーグルは検索ユーザーへ質の高い情報を提供する事をモットーとしています。しかしながらキュレーションサイトの競争激化により嘘がまじるどころか、「WELQ」のように人の健康に悪影響を及ぼすような記事が氾濫する可能性を考えるとキュレーションサイト自体が睨まれる可能性もあります。

それからキュレーションサイトは基本引用という名の下、我々のように一生懸命書いた記事をあっさりとパクります。

そうすると書く意欲が失われ、良い記事が生まれてこなくなる可能性すらあります。そんな事をGoogleは良しとするとは思えません。

特定のサイト評価を落とすという事までするかはわかりませんが、現在グーグルが進めているAMP化によりグーグル自体がキュレーションサイトのようになる可能性もあります。

まとめ

まだまだこれからもキュレーションサイトは新たに生まれ、様々な問題が噴出するかと思われます。

他人の記事をパクったゴミ記事をまき散らすキュレーションサイトを是非ともGoogle神に倒してほしい。

私は正義は勝つと信じて願っています。

【2017/02/03追記】

ついに来ました!やっぱりGoogle神は黙っていなかった!

今回のアップデートでカウモやNAVER等のキュレーションメディアが狙い撃ちに会い、大きく評価を下げているようです。

これはまだ序章とも取れますので、今後も低品質なパクりサイトは姿を消していく事でしょう。

クラウドワークス等では未だにキュレーション記事の作成募集が出ていますがこれからは減るかもしれませんね。

今回のアップデートにより、ユーザーに有用で信頼できる情報を提供することよりも、検索結果のより上位に自ページを表示させることに主眼を置く、品質の低いサイトの順位が下がります。

情報源: Google ウェブマスター向け公式ブログ

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父ちゃん: 小さなお店を営む父ちゃんです。