もうすぐ4月、入社日をドキドキしながら待っている新社会人達も多いのでは無いでしょうか。
私は大学を卒業後、ろくな就職活動もせずに何となく入った会社から7度の転職を経て現在に至ります。
最初の1年間はWindows98のパソコンをWindows2000に入れ替える作業をひたすら行う傍ら、パソコンが苦手な全部署のサポートをするのが主な役目でした。2年目からは多少出来る事が増えましたが基本的には上記作業を延々と3年ちかくやっていました。
当時は将来への不安と飽きに限界が来たため転職を決意しましたが、当時の3年間は今でも役にやっています。
やはり最初の3年間は余計な事を考えずにひたすら働いてください、そうすると振り返った時になんとなく自分の強みが見えるはずです。
そしてその強みをどうするのか、そこで初めて最初の選択が必要になるでしょう。
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自分の強みをどこで伸ばすか
この自身の強みが今の会社でどう役に立つのか、さらに伸ばせるのかポイントになってきます。そして自身の成長と報酬と比例するのか、ここも非常に重要となってくるでしょう。場合によっては転職も検討しなければなりません。社会人3年目からは正にキャリアにおけるステップアップの大切な時期と言えます。
3年目で現在の会社を離職する確率は、厚労省が開示している直近のデータによると1,000人以上の企業で23%、30人未満の企業となると49.9%にも上ります。
これらのデータを見ても非常に重要なタイミングである事がわかります。
詳しく知りたい方は新規学卒者の離職状況をご確認ください。
転職活動で注意したい点
このように3年目の時点では同僚がどんどん減っているのもあり、多くの人が転職という言葉が頭をよぎるのでは無いでしょうか。
つまり迷いが生じる時期でもありますので、求人広告の甘い言葉に惑わされる事もでてくるでしょう。
年中大々的に求人を謳っている会社は危険
よく求人サイトの大枠に「初心者でも高年収!」のような事を謳っている企業をよく目にします。しかしながら、このような会社は慢性的な人手不足なため常に求人広告を出していると考えられ、原因として労働環境が非常に悪い事が予想できます。
転職活動は退職せずに行うべし
一旦辞めてから仕事を探すという人がいますが、これは絶対にやめたほうが良いです。
理由として、現職中と無職では印象が大きく変わってくる事や、給与面等の条件交渉においても現職の方が有利に働くからです。
面接の時間が合わない、会社を休む事すらできない場合は先方へ一度相談してみましょう。経験上土曜や終業後などに調整してくれる場合があります。
会社のパソコンで転職情報を見ない
これ筆者が若かりし頃にやってしまいましたが、大抵の会社はログを取っています。
システム担当者A:「あ、〇〇君リクナビnext見てるわw」
システム担当者B:「ほー、業種変えるのねw」
のように全て筒抜けです。場合によっては処分の対象になりますので、休み時間に自分のスマホで探しましょう。
私は優しい先輩に呼び出されて軽く注意されましたが、同時に相談にものってくれました。当時の会話は今でも覚えていますw
辞める理由は明確に
もちろん理由があるから転職活動をするわけですが、転職をするという事が先走ってしまい何故辞めるのかを忘れてしまいがちです。
そうなってしまうと、また同じ原因を抱える会社に入ってしまう可能性もあります。
しっかりと今の会社を辞める理由と新たな会社を選ぶ理由を明確にしておきましょう。
7年目からは仕事に就職する気持ちで
自分の強みがわかってくる3年目、そしてその強みを伸ばすべくキャリアアップをして3年。
この頃には、「俺はこれで食っていく」という感情が芽生えてくるでしょう。私は丁度社会人7年目あたりから「俺はイーコマースの世界で食っていく」と決断しました。
以降は13年近く会社は変われどネットショップ業界で働いています。新規で立ち上げた会社の代表取締役になった事もあります。
このように自分は何をして食っていくのかという事を明確に言えるようになると、様々な道が開けてくると思います。
時代と共に強みをアップデート
しかしながら競合が増えてきたリ、自分の仕事が将来的に不安定になる可能性も出てくるでしょう。
そういうときこそ自分の強みを掘り下げ見直し、その時代に合わせた強みにアップデートできないかを常に考えておく必要があります。
そのために色々な情報のインプットも必要です。常にアンテナを張って自分の強みにプラスできる事を探し続けましょう。
まとめ
独立するにせよ就職するにせよ、結局は「自分の強みをどう生かして何ができるのか」という事が明確でなければなりません。
ただそこにたどり着くまでに5~6年は必要になるでしょうし、たどり着けない場合もあるかと思います。
不満や迷いは胸にしまい込み、目の前の仕事を精一杯やる事で必ず何かは見えてくると思います。
最後に、隣の芝生は青く見えるのでご注意を!
ではまた