中村です。冒頭しっくりくる出だしが定まりません。
しばらく名字で行こうと思います。
ここしばらくキュレーション関係でたくさんのアクセスを頂いております。
DeNAの一件については現在行われているであろう記者会見で何か動向があるのでしょうか。
本日はパクリメディアの本丸でもあるNAVERのお話です。
先日NAVERまとめ産みの親である島村氏が「NAVERまとめの質の向上を目指す新方針」の発表においてこのような発言をされました。
「ネットがこのままではいけない…」
「コンテンツを作っているのは、キュレーションではない」
引用元: 「ネットがこのままではいけない…」NAVERまとめ生みの親がキュレーションの問題点と新方針を語る(BuzzFeed Japan) – Yahoo!ニュース
私含めネット上での反応は、案の定「おまいう!?」でございました。
乱雑なパクリで固めたまとめ記事をまき散らす仕組みを作っておきながらこの言い草には正直驚きました。
そして質の向上を目指すといいつつ今ある記事は問題ないのでそのままにするそう・・・。
そして目玉の施策としては、まとめ記事作成者の信頼度を表すオーサーランク制度の導入や元記事作成者の権利保護とインセンティブ還元等があります。
しかし島村氏が言うようにコストは跳ね上がるためかなり難しい状況になると思われます。
現在ある記事に対しても、元記事作成者からの削除依頼やインセンティブの要求がされるでしょう。
まさに見返りどころかマイナスになる可能性もあります。
仕組みだけで食うのは難しい
結局キュレーションメディアというのは、現状あるモノを仕組みを使ってお金が生まれるように考えられたサービスだと思っています。
こういうサービスを作る人達はモノ作りだったり、自分たちで記事を精査していくというようなアナログな事を嫌うのでしょう。
今回の施策についても、元記事作成者・まとめ作成者・閲覧者を使って自動的に健全な環境となる仕組みを考えてるように思います。
あとは広告収入と仕組みに必要な原資とのバランスを見ていくのは無いでしょうか。
結局倫理観やメディアを運営する責任感というのがこの人には無いのではないか?という気がしてなりません。
ただやはり仕組みも大切ですが、根幹にある記事(コンテンツ)というモノをリスペクトしてアナログな目線で大切にしていかないと仕組みだけで飯を食っていくのは難しいと思っています。
「コンテンツを作っているのはキュレーションではない」
この発言がその場しのぎの上辺な言葉でない事を祈りつつ、NAVERまとめの今後を見ていきたいと思います。