中村です。現在弊社ではECサイトのメディア化に向けてライティングをクラウドソーシングしています。
クラウドソーシングとはなんぞや?と言う方に簡単に説明すると、
クラウドソーシングは狭義では不特定多数の人に業務を委託するという新しい雇用形態を指す。
つまり「ファッションのライティングを1記事1000円でやってくれませんか!」というような募集を専用のサイトで募る事で仕事を委託する事です。
もちろんライティング以外でもロゴ作成やアプリ開発等、様々な仕事の募集ができます。
そんなクラウドソーシングですが、最近大きな問題がクローズアップされました。
記憶に新しいDeNAのWelqに始まるパクり問題です。※関連記事
低単価で大量のゴミ記事を量産するために使われたのがクラウドソーシングで、簡単にパクれるまとめ記事の作り方マニュアルのようなものを渡し、記事単価500円~800円等で大量生産させていたのです。
このように非常に黒い部分で有名になってしまったクラウドソーシングですが、本来は在宅ワーカーや起業の足掛けにもなるとても良い仕組みなのは言うまでもありません。
そこで今回はクラウドソーシングの良い部分や、どういった部分に使いやすいのかをご紹介したいと思います。
クラウドソーシングのメリット
まず大きなメリットとしては人材の募集段階で費用がかからず、業務が終われば契約終了ができる点です。
弊社も利用していますが、クラウドソーシング大手サイトのクラウドワークスでは手数料として業務委託費の20%を徴収する仕組みを取っています。
つまり満足の行く成果物が納品されるまで費用がかからないので、スポット的に必要なマンパワーを柔軟に手に入れる事ができるのです。
では実際にどのような業務が有効なのかネットショップ向けの案件をご紹介していきます。
ロゴ・バナー作成
画像加工やオシャレなバナーを作るのが苦手というネットショップオーナーもいらっしゃる事でしょう。
かといってウェブデザイナーを雇う余力が無かったり、募集しても集まらない地域であったりと壁がある場合も多いと思います。
しかし全国にいるデザイナーの時給を1時間単位で借りれる事ができるなら使いたいパターンは多いのではないでしょうか。
バナーであれば1枚1000円程で成約しているようなのでオススメです。
メルマガ執筆
本来商品を熟知している店長やスタッフがやるのがベストですが、クラウドソーシングであれば同じ業界に詳しいライターを見つける事もできます。
ネットショップ運営代行会社のような所に依頼をすると高額であったり、定型的なメールマガジンになってしまう事が多いです。
それよりも、自社製品のジャンルに詳しい子育て中の在宅ワーカーさんにお願いする方が単価も抑えられる上に自身が知らなかった知識等を知る事もできます。
継続的な依頼もできますが、テイストを変えるために複数のライターさんにメールマガジンをお願いするのも面白いのではないでしょうか。
こちらも記事単価1000円程なので、メルマガを書く1時間だけ時給を払う事を考えれば全く高くないと思います。
商品撮影・商品登録
売れる物があるのに商品登録が追い付かない・・・という人には需要はあるのではないでしょうか。
現実問題そこまで売れる商品を持っている事は稀なので、WEB担当が突然辞めた!等の場合ぐらいかもしれませんがねw
こちらの記事で書いていますが、商品登録にかかる時間は結構なコストですので正社員としてWEBデザイナーを抱えるよりはマニュアルを充実させてクラウドソーシングしてしまうのも手ではあります。
その他楽天のデータをヤフーにコピーしてほしい等の案件もありますので、CSVの扱いが苦手な方には良いかもしれません。
商品レビュー
これは楽天のレビューのようなものではなく、商品を実際に使ってもらいモニター記事を執筆してもらうという内容です。
SEO対策にもなりますし、一つのコンテンツとなるのではないでしょうか。弊社としてもこれは積極的に取り組む予定となっています。
単価は注意
このように便利なクラウドソーシングですが、案件を見ると1500文字で150円というあまりにも舐めた案件が目につきます。
しかもキュレーションでは無く、体験談のオリジナル記事としての内容でこの単価はあり得ませんw
そういった異常な単価に騙されず、その業務の時給から逆算して真っ当な単価設定をしましょう。
ライティングに関しては最低でも1文字1円以上というのが質を維持するラインだと思います。
まとめ
このように業務を成果ベースで依頼ができるクラウドソーシングは今後のネットショップ運営を大きく変えていくと思います。
単価が安定すれば働きたい子育て世代にも一つの選択肢となります。実際驚くべき経歴を持たれているママさんもいらっしゃいますし、これからのスタンダードな働き方にもなっていくと思います。
今後受注者や発注者が増加するにつれ、単価も正常化していくと思われますし、そうあってほしいと願います。
受注者側との友好な取引を続ける事で良い評価を貯め、今のうちに質の高いクラウドワーカーを確保しておくのをオススメします。
ちなみにクラウドソーシングサイトといえばクラウドワークスとランサーズが良く比較されますが、機能面でクラウドワークスに軍配を上げておきます。
でわでわ