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ネットショップの損益分岐点 ファッションジャンル編

どうもこんにちは。

ネットショップ開店で調べていると、「独立開業3カ月で月商1000万突破!」等の広告等をよく見ます。

しかし騙されてはいけません、売れば売るほどかかる従量課金。

これをしっかり把握した上でやらなければ、ネットに進出するんじゃなかった・・・となる場合もあります。

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思ったより重くかかる従量課金

楽天市場のパンフレットにはロイヤリティが記載されていますが、それ以外にも発生する費用があります

・楽天スーパーポイント付与料 1%

・楽天スーパーアフィリエイト成果報酬

・決済手数料

・モールにおける取引の安全性および利便性向上のためのシステム利用料

これらで合計3%ほどかかってきますので、現金取引だけでも最低限6.5%は発生します。

これにクレジットカード決済を含めば1割程楽天に支払わなければなりません。

そして見逃しがちなのが、送料及び消費税に対する課金です。

楽天市場の従量課金は「商品単価の合計+消費税+送料」です。

ファッション商材を例としますと、商品単価送料を有料としてお客様から全て回収したとすると、売上げに対して13%程課金が発生する仕組みです。

もし現在主流の送料無料を行ってしまうと大体売上げの12%ですので25%は利益が減る見込みとなります。

パンフレットの大きな部分だけを見て軽い気持ちでオープンすると手元に残る利益の少なさに困惑するかもしれません。

しかもアパレルに至っては安売り合戦の影響で商品粗利40%以下なんてざらですので、売上げの15%残れば良い方となります。

出荷もお客様対応もページ更新も1人でがんばって300万売っても45万の利益、家賃に広告費0でこれです。

月給26万の5人でやった場合、月商1500万程の売上げが必要となります。

もしセール処分や、価格競争で利益率が5%下がるだけで一気に赤字です。

夢展望は為替の影響もあり商品粗利率が約10%落ちただけで倒産寸前にまでなってしまいました。

このようにファッション系には限らず取り扱う商材が価格競争に陥りやすいかどうかの部分はとても重要です。

一昔前はそこそこのショップでもそれなりに運営していけましたが、今となってはトップの有名ショップ含めほとんどのお店が瀕死の中戦っている状況です。

それでも潰れないのは黄金期に稼いだ内部留保のおかげなだけであって、華やかに見えるあのお店も赤字だらけです。

そういったお店がどんどんリタイアしていっていますし、新規参入も難しい。

楽天市場の成長が鈍化し始めたのもこの辺りにあるのかもしれません。

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父ちゃん: 小さなお店を営む父ちゃんです。