私には医師の弟がいます。彼は私の3つ下でアラフォー独身男ですが、一応彼女はいるようです。
母親の実家が代々の医師家系で、その影響を受けて意思を目指したようですが、私は小さい頃から血や生き物が苦手だった事もあり違う道を歩みました。
その選択をしたのはお互い小学4年生になったあたりだとは思いますが、医師を目指すなら私学へいきなさいと親から選択を迫られた気がします。
そこで私は近所の公立へ、弟はその頃から医師を目指していたためそこそこ偏差値の高い中高一貫校へ行きました。
その後私は並の私立高へ行きFラン大学へと進み、弟は多少浪人しましたが私学の医大へ進むことになります。
今までコンプレックスを感じた事は無し
正直私はFランだろうが給料が低かろうがそれなりに楽しく生きてきましたし、可愛い嫁さんと子供たちにかこまれて非常に幸せです。そもそも性格が超ポジティブなため、
過去があるから今がある
という魔法の言葉で後悔をしたことがありません。もし私が医師になっていたら今の嫁さんとは絶対に出会う事はなかったでしょうしねw
まわりからは弟が医者=金持ち&将来安泰みたいな感じでよく言われるのですが、一部例外を除いて医師の仕事は非常に大変ですし、時給計算すると悲しくなるようなケースもザラです。
結局世の中それぞれ能力と責任に比例した収入が設定されていると思っていますので、私は医師の弟が羨ましいと思った事はありません。
私の収入は世で言う平均年収より少し上という程度ですが、有給は気軽に使えて残業も無し、子供たちの行事を仕事で欠席した事は一度も無い程ホワイト企業です。
比べないかと言えばウソ
弟は独身なので比較しづらいですが、もし弟にも家族がいて大きく立派な家に住み、海外旅行もしょっちゅう行っていればそれなりに羨ましく思う事もあるでしょう。
でも結局上を見ればキリがないし、隣の芝は青く見えるものなので気にしていたら幸せも逃げてしまうと言うものです。
進んだ道が全く違ったからよかったのか?
これがもし私も医師を目指していて医師になれていなかったらどうなのか、そんな仮定をしても仕方ありませんが私たちは全く異なる道を歩んだのでお互いが気にならなかったのかもしれません。
ただよく同じフィールドで兄弟が比べられて育ち片方が恨みを募らせて壊れるというような設定の物語がありますが、大体そのパターンはフィールドが同じというより育て方の問題が原因です。
きっと我々の両親が自由にのびのびと育ててくれた結果なのかもしれませんが、私はのびのびし過ぎてFラン大を留年するという大ポカを犯していますw
自分に自信を持つ事
はたから見ると中小企業で細々と働く兄と、医師として社会的地位も年収も確立した弟という比べ方がされるかもしれません。
でも私は私のフィールドでしっかりやっていく自信を持っていますし、いつかIT分野の立場から弟の医師としての活動をサポートできるような仕事をしたいと思っています。
子育てをしながらふと思う事があります、ここまで自分に自信が持てるのはなんだろうと。
振り返ると親に頭ごなしに否定をされた事ってあまり無いなあという印象があり、怒られはするにしても常に肯定されて育ったのが要因かもしれません。
私も子供たちにいきなり否定から入らず、一緒に考えるというスタンスで育てていきたいと思います。
ではまた。