11月に申し込み、郵政のお尻を叩きまくって進めてきましたゆうぱっく楽天特別運賃プログラム。やっとのことで現場調整も完了し、1月12日ごろを目途にスタートできる状況まで進んだ先日の事です。
某郵便局のお偉いさん<やっぱキャパ的に厳しいからおたくの荷物の集荷はでけんわwすまんなw
は??????????
今になって言う??????
郵便局が混乱しているというのは各ニュースで知ってはいましたし、とあるショップが突然荷受けを断られたという話は聞いていましたがまさか我が身に降りかかるとは思っていませんでした・・・。
日本郵政は今月4日から11日にかけて、「ゆうパック」の配達に遅れが発生していたことを12月21日の社長会見で明らかにした。
引用元: 「ゆうパック」配達巡る混乱は本当に解消したのか 組合「胸を張って遅れは無い、と言える状況ではない」 | キャリコネニュース
ゆうパックキャパ超えの原因は人手不足
詳しく聞くと、なにやら荷物の増加に相反してどんどん人が辞めていっているらしく、とてもじゃないけど新規に通販の荷物を引き受けるのは困難だというのです。
日本郵政の労働環境はよくわかりませんが、バイトルやタウンワークで関西の求人情報を見たところヤマト・佐川・ゆうパックにおいてはそこまで大差は見られませんでした。恐らくヤマトや佐川へ転職しているような事ではなく、全国的な人手不足な上にこの業種が敬遠されているのだと思います。
そこに追い打ちをかけてヤマト運輸の大幅な値上げから他社へ乗り換える通販業者が急増し、特に楽天市場のショップは楽天特別運賃プログラムの影響でゆうパックへ流れたため人手不足&物量増という構図ができたのではないでしょうか。
聞くところによれば荷受け拒否が頻発している郵便局はそこだけではなく、大阪府下の各局でどうようの例が多発しているとの事でした。楽天へ問い合わせては見ましたが、現状解決策がないとの事で今後悪化の傾向は続きそうな予感がします。
運賃の値上げは年々続きそう
成長する通販業界とは裏腹に、宅配業界の人手不足は深刻な状況は続きそうです。そうなると他業種よりも高給を出すしか解決策はありませんので、自ずと運賃は段階的に上がっていくのではないでしょうか。
低単価のアパレルを扱うショップなどは送料無料が当たり前でやってきたツケがまわって戦々恐々としているようで、送料を値上げするタイミングを慎重に見計らっているようです。ZOZOTOWNの送料は先日一律200円(購入金額関係無し)となりましたが、予想ではもう少し上げてくるのではと思っています。
経営体質の見直しは必須
ファッション系ネットショップと言えばブラック企業が多いのが有名で、値下げ競争ならびに送料無料は当たり前のコストを違法残業などでカバーしてきました。昨今取り締まりが厳しくなったとは言え、まだまだ知る限りでは存在しています。
ただこの人手不足の流れはブラック企業も逆らえないと思っていて、無理に売上げを追いかけずに適正な会社運営をしているショップに人は移っていくと見ています。
送料はしっかり頂く、オリジナル性のある商品を適正な価格で販売する。売上げは落ちるかもしれませんが、今後は小規模であっても高い収益性で会社の身の丈にあった運営をしていく事が求められると思います。
どうしてもファッションジャンルの経営者というのは目立ちたがり屋で、見栄っ張りが多いです。費用対効果の見合わないタレントや雑誌を使ったり、見栄のためだけにファッションショーに出店しているショップ経営者を多くみてきました。
アジアの人件費や配送料の高騰をしっかり見据え、今一度仕切りなおす事が必要では無いでしょうか。
自戒の念も込めて今年最後のブログを締めくくりたいと思います。
それでは皆様よいお年を!