ヤマト運輸の運賃値上げや取扱量の制限などの影響により、Amazonの配達に早くも支障が出始めている。特にその問題の多くは配送業者がデリバリープロバイダと表示されている場合に発生しているようです。
デリバリープロバイダとは
デリバリープロバイダ・・・聞いたこともない業者ですが、調べてみるとどうやらAmazonが個別に契約している地域限定の運送業者の総称のようで、Amazonの配送業者一覧に記載がされています。
- TMG
- SBS即配サポート
- 札幌通運
- ファイズ
- 丸和運輸機関
かろうじてTMG便は見た事ありますが、その他どれも聞いたことのない配送業者です。そしてそれぞれ調べてみると悪評の数々が出てくる出てくる・・・。
指定時間が守られないばかりではなく、家がわからず持ち帰って数日放置や遅延にも関わらず謝罪も無しなど企業として相当問題のあるレベルだと思われました。
個人的にTMGについてはトラブルが無いのですが、運が良いだけなのかもしれませんね・・・。
Amazonのサービスはヤマトに守られていた
結局のところAmazonが凄かったわけではなく、ヤマト運輸のサービスレベルが高かったという事なのでしょう。残念ながらヤマトは今後Amazonと距離を取っていくと思われますので、このデリバリープロバイダに登録される業者が増えていくものだと思われます。
今後考えられる問題
ヤマトが担っていた配送をデリバリープロバイダ登録業者が請け負っていく事になるわけですが、恐らくそれでは全く回らない事が考えられます。そうなると既存の5社では足りませんので、新たな配送業者をデリバリープロバイダとして登録している事になるでしょう。そうなれば配送の質は低下の一途をたどることになりそうです。
得体のしれない業者が配達に来るようになると、一人暮らしの女性にとっては不安の種になりかねません。その他、荷物の盗難や紛失など様々なトラブルが発生する事は多いに考えられます。
どうなるAmazon?
日本は顧客対応において高いサービスレベルが求められる国です。そしてその高いサービスを維持しようとするならばヤマト運輸は欠かせないパートナーという事がわかりました。
しかしそのヤマトを使うためには送料無料を廃止し、さらにはその送料自体もかなり高く設定しなければならない事になるでしょう、当然プライム会員の会費の値上げも検討する必要が出てくると思われます。
そうなるとAmazonの強みはなんなの?という話になってしまいますので、今後難しい対応が迫られている思います。
タダで商品を届けてくれる便利なネット通販から、送料を払ってでも届けてほしい物だけを買うネット通販という時代になるかもしれません。
ではまた。