ネットショップ

ヤマト運輸の配送問題で犯人捜しするのはやめよう

テレビやネットのニュースでは連日ヤマト運輸の配送問題が取り上げられています。

そして何かと槍玉に上がるのがAmazonや楽天なわけですが、一度冷静になってこの問題を紐解いてみると何もAmazonや楽天、更には消費者がが悪いという事ではないことがわかります。

もちろんヤマトの経営陣もです。自由競争の中で無理を承知で限界まで頑張ってきた結果です。

その辺を今日は整理していこうと思います。

スポンサーリンク

まず楽天とAmazonは仕組みが違う

世の中ECサイトやモール等たくさんありますが、今回はこの二つを例に説明していきます。

Amazonは配送業者と直接契約

まずAmazon一部の商品を除き基本的に自社の倉庫から出荷をしています、つまりAmazonと配送業者は直接契約を結びます。

梱包をする人材や資材、ユーザーへ届くまでの実質運賃はAmazonがお金を出して管理している事になります。

楽天市場は売り場を貸しているだけ

楽天市場で売れた商品については、楽天株式会社では出荷も梱包も行いません。

楽天市場に出店している企業がそれぞれに配送業者と契約し、自社倉庫やオフィス、物流アウトソーシング先から梱包出荷を行います。

ショップによって送料や配送業者が異なるのはそのためです。

送料無料の場合、負担しているのは出品側

そもそも送料無料とは、ECサイトの競争激化の中で生まれた差別化の手法です。

本来発生する梱包にかかる人件費及び資材費、運賃分を実質値引きする形で対応しているだけなのです。

しかしこれは商品提供側の調整で回収する事は可能です。

楽天市場は送料の回収が可能

楽天の場合は送料を自由に設定できるため、実質発生する費用をユーザーから回収する事が可能です。

つまりヤマト運輸を使っているショップが100円値上げされたとすると、単純に楽天側の送料を100円値上げすれば会社的には負担は増えません(売上げは下がるかもしれませんが・・・)。

Amazonの場合回収するには商品代金で調整

Amazonの倉庫から出荷する場合、発送や梱包にかかる費用は出品者に請求されます。

しかも送料の設定が固定されているので、大半の商品が送料無料になってしまい商品代金にその分を上乗せして販売するなどの調整をしなければ回収ができません。

結果楽天市場やその他のサイトの方が総額安くなる場合が出てきます。

スポンサーリンク

何故こんなに騒ぐのか

そもそも契約と言うのは双方の合意があって成り立つものです。

別にAmazonがヤマトの弱みを握って無理やり安値で働かせたとかいう話でもありません。

ヤマトに至ってもここまで粘ったが改善の目途が立たないので値上げするねって事だと思います。

消費者側も値上げ後に送料を含めた代金を比較して納得すれば購入すればいいだけで騒ぐ内容など一つもないのです。

Amazonがスケープゴートにされただけ

料金の値上げはどの業界においてもイメージの良いものではありません。だからこそ一般消費者が「あーそれはかわいそう・・・大変だね・・・」という納得しやすい流れを作るために「Amazonとか(ボソ・・・の荷物が増えたので値上げします!」と言ったのでしょう。

そこで個人向けも値上げするときたもんでマスゴミや消費者もどんどん騒ぎ出したのではないでしょうか。

そもそも個人がそんなに発送するか?

個人向けの値上げに対して「Amazon過剰サービスのしわ寄せが我々弱い一般消費者に来ている!」等と喚いている人がいますが、そんなに出荷する事ある?wと言いたいです。

むしろ「ゆうパック」の方が元々安いし郵便局は山ほどあるし、ヤマトが個人向けに値上げとなったところでそこまで騒ぐ意味がわかりません。

はっきりいって「ただ叩きたいだけ」なのではないでしょうか。

そもそも個人の値上げを見送り、その分大口へ値上げした方が一般消費者への影響は大きいでしょう。

消費者は黙って見ていればいい

「宅配ボックスを積極的に利用しよう!」等のヤマトさんを助けよう的な動きがありますが、やりたい人だけ勝手にどうぞと思っています。

もちろん致し方ない事情以外で指定時間に居ない等モラルの無い行動は問題外ですが、対価を支払っているわけですから協力を強制される筋合いはありません。

今回はその対価を値上げしますよというだけの話です。サービスレベルが上がろうが下がろうが、選択の自由があるわけですから見合わないと思うなら使わなければ良いだけです。

運送会社もネットショップも自由に値上げしたらいいと思いますし、消費者は納得できなければ使わなければいいだけです。

ドライバーが集まらなければどんどん給料を上げるでしょうし、そこそこ集まればそこで止めるでしょう。

そうやって経営陣はバランスを見つつ決定していくだけです。

ヤマトの経営陣が搾取しすぎだ!等の意見はお門違いも甚だしいですw

まとめ

ゆうパックも値上げの検討に入りましたし、この流れは大きく動いていくでしょう。

宅配便最大手のヤマト運輸は、今秋にも、個人を含めた荷物の宅配料金を全面的に値上げする方針を明らかにした。消費増税時を除くと1990年以来、27年ぶりだ。3位の日本郵便も、アマゾンジャパンなどのインターネット通販大手に対し、宅配料金の値上げを要請する検討に入った。

引用元:日本郵便も宅配料金値上げ要請検討…通販大手に

今後値上げ一辺倒だけではなく、宅配ロッカーで受け取ればポイントが貯まりギフトカードと交換できるなど付随したサービスは増えてくると思います。

EC業界に暗雲ガーなど悲観せずに、今年は最適化の年と冷静に見てみてはいかがでしょうか。

ではまた。

スポンサーリンク

ABOUT ME
中村 たいぞー
このブログは現在もレディースファッション通販サイトの運営責任者を務める私の実体験や思うことを記録した日記です。 個人でECサイトのサポートもさせていただいております。 ご質問についてはメールを頂ければ極力お答えしていきます。