ネットショップ

アネロリュック値下げ合戦の先にあるものは

どうもこんにちは、無事アドセンス合格しましたたいぞーです。

いよいよ始まったスーパーセール、みなさん売れてますか?うちは案の定普段売れている商品と値下げ品に集中していて新作はあんまりです。(当たり前ですがw)

私は庭でイチゴを育てる用の3段プランタースタンドが激安だったので買いました。

去年9株買って初めたのですが、今年は子苗を取って自家製苗18株でやる予定です。

イチゴ栽培日記はまた別に書いてみたいと思います。

話がそれましたが、ネットショップでというより楽天等のモールで頻発する値下げ合戦、これが現在すごい状況になっております。

アネロリュックとは

恐らく皆さん見た事があると思いますが、キャロットカンパニーというメーカーが生産しているリュックです。

ね?女性だけでなく、お婆さんお爺さんオジサンお兄さんまで背負ってますよね(笑)

去年の秋ごろからジワジワと勢力を広め、今年に入って大爆発した大ヒット商品です。

あまりにも人気過ぎて、訪日している外国人観光客も背負いまくっている勢いです。

中国にはアネロの専門店が出来る程で、ちょっとした社会現象になっています。

しかし人気が出過ぎるとお馴染みの現象が起こります。

そう、値下げ合戦です。

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1円単位の値下げ合戦

今年に入ってからこのアネロリュックを取り扱うネットショップが増えてきたのですが、楽天市場で全く無名の店舗でもこのアネロリュックを扱って値下げするだけでランキング上位に来てしまう程の商品のため、色々なネットショップがこぞって取り扱い始めたのです。

当初はメーカー側も値下げは行わないように店舗側へお願いをしていたようですが、独占禁止法の再販売価格の拘束は禁止されていますので本来いくらで売ろうが勝手です。

「値下げするなら取引しない」等と言おう物ならあっという間にニュースになります。

そこに今度は中国の偽物業者の参入です。

タグから何から何まで本物と同じように作られた偽物が横行しており、アマゾンなんかは特に偽物の宝庫になってますのでレビューをしっかり見ましょう。

しかし本物と変わらない精巧な偽物なので、それで安く買えるならそれでもいいという消費者はいるでしょう。

挙句の果てにメーカーは本物であるとの証明書を発行するまでに至っていますが、焼け石に水のレベルです。

そして現在証明書を提示している楽天市場のネットショップが少し笑ってしまうレベルの値下げ合戦をしています。

■赤コーナー スロウファイン楽天市場店

■青コーナー スタイルオンバッグ

この2店舗は土日も休まずに1円ずつ値下げし合っていますw

消費者目線で言えば、間違いなく本物が安く手に入るので願ったりかなったりですが中の人は大変ですね(;´・ω・)

しかしこの結果どういう事が起こるのでしょう。

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店舗の一人負け

メーカーの立場で言えば、この値下げ合戦でブランドイメージが多少悪くはなりそうですが、卸値が下がるわけではないので売れば売るほど潤います。

楽天市場等のモール側も赤字だろうがなんだろうが売上げさえ上がれば、その分料率通りに徴収できるのでオイシイです。

さてメーカー側はどうでしょう、この製品の卸値を50%だと推測して税抜きで試算してみます。

2,250円の商品を3,551円で販売していますので、ロイヤリティ等の手数料が税込み価格に対して10%の383円とします。

そして送料も無料で売っていますので運賃平均500円で試算すると残るのは418円・・・。

在庫リスクに出荷作業にかかる人件費を負担して楽天に吸い取られる費用とほぼ同じだけの利益・・・。

おまけにアネロばっかり売っていると自社の他の商品が売れる機会も失われます。

あくまでも予想ですがこのアネロに手を出してしまったばかりに潰れてしまう会社が出るのではというレベルです。

上で紹介した2社がいつまで1円下げをやるのか知りませんが、大体1日に3円程下がっていますので後100日程戦えそうですね!

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結局は商品の独占性

このブログで何度も言っていますが、やはり自社製品のオリジナリティで売上げを作るしかありません。

しかも鞄専門店となるとリュックブームをアネロにほぼ奪われた形になるので非常に苦しい状況です。

何でも屋にならない範囲で複数のカテゴリで商品を育てなければなりません。

ただそれをするには資本力も必要です、ファッション系だけには限らないですがネットショップにトライするにはこのような事態になっても耐えうる事業計画及び資本力を用意しましょう。

もし私にそんな資本力があったら絶対他の事しますがね!絶対物販はしない!

何をするのか?それはナイショです。

でわでわ

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父ちゃん
小さなお店を営む父ちゃんです。