ついに我社にもヤマトさんから値上げの通達がやってまいりました。この日が来ることを覚悟はしていましたが、実際に提示された料金の高さに即サヨウナラの結論が出てしまいました。
甘かった・・・100円やそこらの値上げだと思っていましたが遥かに上回る価格設定に正直変な声がでましたよw
具体的な金額は言いませんが、正直ネット通販の荷物は全て佐川急便かゆうパックに変わってしまうと言い切れるレベルです。特に楽天市場に出店しているお店の多くはゆうパックに変更になると思われます。それは何故か、理由は簡単で楽天と日本郵政は連携体制を敷いているからです。
楽天株式会社(東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長 三木谷 浩史/以下「楽天」)と日本郵便株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 横山 邦男/以下「日本郵便」)は、EC物流における不在再配達削減に向けて、配送・受取の効率化等さまざまな施策を検討するため、両社の連携を強化します。
引用元: 楽天株式会社: EC物流における不在再配達削減に向けた楽天と日本郵便の連携の強化 | ニュース
この連携の中で出店者向けに特別な運賃を提供する楽天特別運賃プログラムという物があり、今までのヤマトの金額設定と遜色ない価格で配送が可能となります。かくいう私も即決でゆうパックへの変更を決断しています。
ちなみに日本郵政の営業部に通常の法人契約で、この楽天特別運賃プログラムと同等価格が可能なのか問い合わせたところ不可能でしたw
ヤマトで発送するメリットが皆無に
このように金額面だけではなく、12時~14時の廃止など発送側のメリットが何もない状況になってきました。サービスレベルとしても佐川やゆうパックレベルであればさほど下がるわけでもありませんし消費者目線で言っても好みの範囲で収まるのではないでしょうか。
この状況を見てもヤマト運輸が発表している10月1日の料金改正に合わせて続々と他の配送業者へ変更するショップが続出しそうです。
本当にこのやり方が正しいのか
ヤマトの営業さんも言っていましたが、このような完全一律の値上げには疑問が残ります。荷物の種類や客層によってはここまで値上げする必要があったのでしょうか。再配達率やクレーマー的な客層の比率などを分析して、手がかかる出荷元だけを値上げするという方法でも良かったような気がします。
まとめ
このようにどう考えてもネットショップの配送は佐川とゆうパックに集約されていきそうですが、佐川は9月にもう一度大きな値上げを用意しているという噂もあります。楽天がバックに付いている分、ゆうパック1強時代はすぐそこまで来ているかもしれません。
ではまた。