ネットショップ現役店長のブログ

こんなに世の中はeコマースを推しているのに儲からない。ネットショップ運営歴14年の経験を活かしネットショップの難しさや集客など最新情報をお届けします。たまに雑記もあります。

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ヤマトの運賃最大180円値上げでネットショップの対応はどう変わる?



ここ連日のニュースでいつヤマトから値上げの通告が来るのかビクビクしていますが、大体どの程度に収めてくるのか見えてきました。

宅配便最大手のヤマト運輸は28日、インターネット通販の拡大を背景に取扱量が急増し、負担が増したドライバーの労働環境の改善などを目的とした構造改革策を発表した。個人向け基本運賃は9月に税抜きで140~180円値上げする。

引用元: ヤマト、最大180円値上げ=基本運賃、27年ぶり―宅配便の総量抑制 (時事通信) - Yahoo!ニュース

この値上げ金額は個人向けのものなので、おそらく100サイズの荷物は100円程度の値上げだと読んでいます。

もちろん下記ニュースでもあるような大口に至っては200円以上の値上げはあるでしょう。

ヤマトは、インターネット通販大手アマゾンをはじめ、低運賃の荷物が増えて採算が悪化している大口の法人客約1千社と値上げ交渉を進め、9月までに終わらせる方針だ。

引用元: ヤマト、1千社と値上げ交渉 荷物、8千万個減めざす (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース

更には下記の通り、佐川急便も大口顧客に対して値上げ交渉を開始しています。

宅配便大手の佐川急便を傘下に持つSGホールディングス(HD)は1日、通販会社など大口の顧客に対し、運賃の値上げを要請していることを明らかにした。

引用元: 佐川、大口顧客に値上げ交渉…個人は据え置き (読売新聞) - Yahoo!ニュース

ゆうパックの動きが見えていませんが、値上げの動きに踏み切ると思われます。シェアを奪うチャンスだとしても採算が合わない事がわかっているのに手を出すバカはいません。

ネットショップの送料はどうなる?

そもそもネット通販で買い物をした場合にかかる送料は必ずしも配送業者から請求されている料金と同じわけではありません。

ファッションジャンルにおけるヤマト運輸の配送料を例に挙げると、今回いわれている大口で現状100サイズ大阪↔東京で400円~450円程度だと思われます。

佐川急便は下記記事内から推測すると大口顧客の平均単価は510円程度という事でしょう。

大口顧客向けの宅配便1個あたりの平均単価を2017年度末に518円程度と、前年度末と比べて7円引き上げることを目指す。

引用元: 佐川、大口顧客に値上げ交渉…個人は据え置き (読売新聞) - Yahoo!ニュース

各ネットショップ事業者は、そこに少し上乗せして550円~650円あたりをユーザーから頂戴する仕組みとなっていますが、ショップによっては〇〇円以上は送料無料などのサービスを行っていますので、その分の費用を考慮にいれると送料だけでみれば赤字になっているところが大半です。

ただでさえ過当競争の激しいファッションジャンルにおいては、値上げされた送料分を吸収する余力などありませんので、各使用している配送業者の値上げ分を上乗せする可能性が非常に高いと言えます。

ヤマト利用のショップのみ送料値上げが濃厚

上記の内容から、佐川急便を利用している業者はさほど影響がないように思えます。むしろ大口に対して平均7円の値上げという数字を見ても、この際少し利益率上げようという程度にしか見えません。

問題は値上げ幅の大きいヤマト運輸を利用しているショップなのですが、単純に値上げされたぶん上乗せをする可能性が高いでしょう。400円以下でやっていたような事業者は経営状況を根底から覆すことにすらなりかねないかもしれません。

値上げ金額は?

ヤマト利用のネットショップは100円~150円の送料値上げが考えられます。中小のショップについては元々500円近くかと思われますので、50円程度の値上げなら顧客サービスとして吸収してもおかしくありません。

もしくは5,000円以上送料無料だったところが8,000円以上で送料無料になったりと、そういうサービス形態を調整して間接的に値上げする事も考えられます。

そもそも送料無料というのはショップ負担

ひっじょーに当たり前の話なのですが、ネット上にショップが配送業者に無料で配達させてるかのような内容は完全にデマです。

そもそも送料無料という言葉は「送料は当店が負担」という言葉が変異して生まれた言葉です。そしてたくさん買ってくれる人には送料をお店が負担する代わりに、少ししか買わない人からは多めに送料取るね!と言うのがオーソドックスなサービス形態です。

競争の中で送料を無料にするという発想が生まれ、少しでも送料を安くするために物量で単価を叩いてきたのが現状です。そして耐えきれなくなり爆発したのが最近賑わせている各配送業者のニュースです。

原則消費者が負担すべき費用であり、送料無料が当たり前などというのは過剰サービスなわけです。

ところで日本郵政は?

ここまで触れていませんが、個人的にゆうぱっくはNGです。とにかく運賃が高く、サービス品質が低い。三木谷さんは日本郵政と仲良くしているようですが、体質的に3社の中で一番レベルが低いと思っているのでオススメはできません。

最後に

最終的に3社の配送料は近い物になると思っていて、佐川のかかげる80サイズ平均518円あたりに各社落ち着くのではないかと思います。

そうなると送料や商品の安さを売りにしてきたところは厳しくなり、ますます商品やサービスの質が求められる事になるのでは無いでしょうか。

高い送料を払ってでも欲しい、そう思われるショップだけが生き残ると思います。

ではまた。

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